梅村庭園・梅雲亭(八雲町)
うめむらていえん ばいうんてい(やくもちょう)●池泉回遊式という、真ん中に池を配して周囲を一周することができる和式庭園。個人が造園した北海道には珍しい庭園様式で、伝統的造園技法が随所にみられることから、「北の造園遺産」の指定を受けています。
●元は旧尾張藩士で八雲村に移住した梅村多蔵の息子、梅村多十郎が1912(明治45年)年から1930(昭和5)年にかけて造園しました。元々は谷地であったところに池を掘って整備し、函館の造園師である野中松太郎が1923(昭和58)年5月に八雲町指定文化財(名勝)として指定され、多くの方々に利用されてきました。2001(平成13)年に八雲町が梅村家の厚意により譲り受け、町民が身近に緑を鑑賞し、四季を通じて集い楽しめる都市公園として2002・2003(平成14・15)年に整備を行いました。2014(平成26)年には、日本造園学会北海道支部から、北の造園遺産に認定されました。
●庭園中心の池は湧水で満たされ、1年中枯れることなく鯉が泳いでいます。池の周りには築山や枯山水などがたくみに配置され、コンクリート造りの灯篭が2基設置されています。昔からの石橋と、新しく車いすでも通れるように設置した木橋があります。
●園内にはムラサキツツジ、レンゲツツジ、ヤマツツジ、クルメツツジ、リュウキュウツツジ、ドウタンツツジ、サツキなど色々なツツジをはじめ、オンコ(イチイ)、アカマツ、サクラ、モミジ、コウヤマキなどの樹木、カンアオイ、オオウバユリ、ヤブカンゾウ、ノビネチドリ、エゾヤマリンドウなどの草花が植えられ、四季折々の風景が楽しめます。特にモミジは春(5月~6月)と秋(10月~11月)に紅葉し、多くのカメラマンが写真撮影に訪れます。
基本情報
- 住所
- 北海道二海郡八雲町末広町154番地
- 料金
- 入園料無料。ただし、会議やサークル活動等で部屋を占有する場合、別途料金がかかります。営利目的の利用は料金2倍です。
- 営業時間
- 4月1日から4月30日 午前10時~午後4時30分
5月1日から10月31日 午前9時~午後5時
11月1日から12月28日 午前10時~午後4時30分
※12月29日から3月31日は冬季休館です - 休業日
- 5月1日から10月31日の期間:
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
11月1日から4月30日の期間:毎週月曜日、祝祭日
※12月29日~3月31日(冬季休館) - アクセス
- ●JR八雲駅より徒歩約6分
●札幌より車で約3時間40分
●函館より車で約1時間40分 - 駐車場
- 身障者専用1台あり。
隣接する公民館や郷土資料館の無料駐車場利用可。 - 公式サイト
- 八雲町 梅村庭園
- クチコミ
- じゃらんnet
問い合わせ先
- 問い合わせ先
- 八雲町郷土資料館(八雲町公民館)
- 電話番号
- 0137-63-3131
- FAX番号
- 0137-64-3848
- メールアドレス
- museum@town.yakumo.lg.jp