行神社

ゆきじんじゃ

奈良平安期に国が奉斎する神社名を記した神名帳に登録された神社

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奈良平安期に、国が奉斎する神社名を記した神名帳に登録された神社を「式内社」と呼び、陸奥国に百座、黒川郡には四座が祀られているが、行神社はそのうちの一社である。行神社の祭神は猿田彦命である。神社名から「行く」の意味で考えると、一種の道祖神、岐神となり往環の守り神と考えられる。「行き」を靭ととると、軍事の神として祀り、大衡にある須岐神を鋤神ととらえ、農業の神として蝦夷経営にあたったとも考えられる。また、大嘗祭の時には東に悠紀殿、西に主基殿の2殿が特設されて祭儀がとり行われるが、富谷の「ゆき」大衡の「すき」はみちのくの朝廷多賀城と結びつけると、何らかの関係が考えられる。

基本情報

住所
宮城県富谷市志戸田字塩竃15
料金
無料
営業時間
休業日
アクセス
仙台北部道路富谷ICから車で約10分
東北自動車道泉ICから車で約20分

問い合わせ先

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富谷市民俗ギャラリー
電話番号
022-358-1531