「とおの物語の館」は、遠野の昔話や文化に触れられる複合施設です。かつての酒蔵を改装した「昔話蔵」では、遠野に伝わる民話や日本の昔話を音と映像を使って体感的に楽しむことができます。また、『遠野物語』の著者、柳田國男ゆかりの「柳田國男展示館」や、語り部による昔話を聞ける「遠野座」、お土産やツアー、農家民泊の申し込みができる「遠野旅の産地直売所」もあります。「遠野座」では、語り部さんによる昔話を方言たっぷりに聞くことができます。
さらに、「柳田國男展示館」では『遠野物語』執筆の背景に触れ、彼が愛した遠野の風景に思いを馳せることができます。遠野の物語と歴史に浸りながら、文化の深さを堪能してください。柳田國男展示館となっている旧高善旅館・柳翁宿(りゅうおうじゅく)は柳田をはじめ、折口信夫、ネフスキーなどが宿泊し、民俗学調査の拠点となりました。国指定有形文化財に登録されています。
また、旧柳田國男隠居所は柳田國男が妻の孝(たか)とともに過ごした建物で、東京都世田谷区成城にあったものを移築。柳田の功績や著作を紹介しています。