遠野ふるさと村は、遠野の昔の農村集落を再現した観光施設です。手入れが行き届いた里山の自然の中に、馬と人が共に暮らしていた南部曲り家を移築・保存し、昭和初期の農村の風景をイメージして整備されています。四季折々の美しい景色が楽しめ、桜、新緑、紅葉、そして雪景色まで、訪れるたびに異なる魅力を感じることができます。また、ドラマや映画のロケ地としても利用され、その歴史的風景が多くの人々に愛されています。
遠野ふるさと村では、昔ながらの農村風景と里山の自然が織りなす癒しの空間が広がります。移築された南部曲り家を巡りながら、まぶりっとさんとの会話を楽しんだり、馬やポニーと戯れることで、遠野ならではの温かい人々と自然に触れることができます。
散策で自然のエネルギーを感じた後は、縁側でお弁当を広げたり、工房で創作活動を体験するなど、ゆったりとした時間を過ごすことができます。全身で日本のふるさとを感じることができるはずです。
ビジターセンターを通ると、目の前には「マヨイガの森」が広がっています。この地域に古くから「マヨイガ」という、山の中にある不思議な家の話が伝えられており、この家に行けば、訪れた人に幸運や財産がもたらされると言われています。
遠野物語』第63話には「…この妻ある日門の前を流るる小さき川に沿いて蕗を採りに入りしに、よき物少なければ次第に谷奥深く登りたり。さてふと見れば立派なる黒き門の家あり。」という話が記されています。