1570年頃、戦国武将小野寺輝道によって造られたとされる横手城。関ケ原の戦い後、常陸国(茨城県)から出羽国(秋田県域)に国替えがあった佐竹義宣により、領内南部の重要な拠点として幕末まで存続し、伊達氏・須田氏・戸村氏が城代家老として横手を治めました。 慶応(1868)4年に戊辰戦争で落城しましたが、その後横手公園と整備され、昭和40(1965)年には、二の丸跡に天守型の展望台(通称:横手城)が建てられ、市民からはお城山と呼ばれ親しまれています。 横手公園展望台4階展望室からは広大な「横手盆地」、悠久の流れ「横手川」、雄大な「鳥海山」など様々な風景を四季を通じて一望することができます。また1階から3階までが郷土資料館となっており、横手市にまつわる美術、工芸、陶芸品や歴史的資料を展示。横手の文化に触れることができます。 冬期間は閉館となりますが、2月に行われる「横手の雪まつり(かまくら)」に合わせ臨時開館し、市内や川原に作られた大小様々な「かまくら」の灯りを楽しめます。