岩手県は馬産地として知られていますが、旧石器時代の野牛化石が発見されているほか、奥州藤原氏による牛車の利用、藩政時代の南部牛飼養など歴史的にも牛と関わりの深い地域です。
銘柄牛肉「前沢牛」の産地である奥州市前沢地域に位置する奥州市牛の博物館は、「牛と人との共生を探り生命・自然・人間を知る」を基本理念に牛と人との共存の歴史を生物学、人との関わり、牛の里・前沢の3つの分野から紹介する日本唯一の牛専門の登録博物館です。
野牛化石・牛の剥製・牛の胃袋などの実物標本、牧畜・農耕・信仰・民族・歴史など国内外の実物資料を展示しており、「牛」について総合的に学ぶことが出来るほか、皮革ストラップづくりなどを体験することができます。