高名な戦国大名・伊達政宗の菩提寺である瑞巌寺。828年に建立され、その後戦国時代を経て衰退した寺を伊達政宗が再建しました。随所に政宗の美意識を感じさせるつくりとなっています。
国宝に指定されている「本堂」と「庫裡」。華やかな本堂襖絵は必見です。本堂前にある「臥龍梅」が春には美しい花を咲かせます。寺の台所である「庫裡」にも唐草などの彫刻が施され政宗のこだわりが表れています。
「御成門」「中門」「太鼓塀」は国の重要文化財に指定。その他にも「洞窟遺跡群」や「法身窟」など見どころの多いお寺です。
「青龍殿(宝物館)」には伊達家ゆかりの絵画・茶器のほか本堂襖絵の実物なども展示されています。
岩手県平泉の「中尊寺」と「毛越寺」、山形県山寺の「立石寺」とともに「四寺廻廊」の巡礼地の一つにもなっています。
「円通院」と隣接しており、近くに食事処やおみやげやさんもあります。政宗が瑞巌寺の建立に先立ち造営したとされる「五大堂」も併せて訪れたいスポットです。
日本三景の一つ松島で絶景を楽しんだ後は、政宗ゆかりの寺で当時に思いをはせてみては。