<雪国の冬まつり第1弾>極寒の2月に楽しめるお祭り4選
東北には、雪深い地方ならではの冬のお祭りがあります。凍えた体を温める極上の温泉や、その土地ならではの郷土料理や銘酒と共に、東北の冬の祭りを楽しんでみませんか。
この記事では、毎年2月に開催される下記の冬まつりをご紹介します。
■大内宿雪まつり(福島県)
■上杉雪灯籠まつり(山形県)
■なまはげ柴灯まつり(秋田県)
■大東大原水かけ祭り(岩手県)
他の冬まつりの記事はこちら

【福島】大内宿雪まつり

大内宿雪まつりは、深い雪に包まれる2月の第2土曜日・日曜日に行なわれます。街道沿いには住民たちによる手作りの雪燈籠がいくつも置かれ、御神火をいただいた下帯姿の男衆がひとつひとつに火を入れてまわります。夜には、冬の澄み渡った大空に花火が打ち上がり、雪燈籠の炎で幻想的な雰囲気に包まれた町並みを華やかに彩ります。
時代風俗仮装大会、和太鼓の演奏、そば食い競争など、見どころも盛り沢山。日本情緒満点の雪まつりです。
【山形】上杉雪灯篭まつり

毎年2月第2土曜日と日曜日の2日間、上杉謙信を祀る上杉神社がある松が岬公園を会場に開催される上杉雪灯篭まつり。
松が岬公園一帯には雪灯篭約300基と、雪ぼんぼり約1000個が並べられ、夜にはろうそくに火が灯されます。白銀の風景の中に揺らめくオレンジ色の光は、寒いことを忘れさせてくれるような温もりがあり、幻想的な雰囲気を醸し出します。
【秋田】なまはげ柴灯まつり

「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、男鹿市内の真山神社で行なわれる男鹿の冬を代表する冬祭り。毎年2月の第2金曜日・土曜日・日曜日の3日間開催されます。
900年以上前から毎年1月3日に真山神社で行われている神事「柴灯祭(さいとうさい)」と、民俗行事「なまはげ」を組み合わせた冬の観光行事で、真山神社境内に焚き上げられた柴灯火のもとで繰り広げられる勇壮で迫力あるナマハゲの乱舞は見る人を魅了します。
【岩手】大東大原水かけ祭り

岩手県一関市で行われる大原水かけ祭りは、極寒の2月に厄年の男たちが裸で町の中を走り抜け、沿道の人々は男達に冷水を浴びせかけるという天下の奇祭です。
祭りの由来は1657年(明暦3年)の江戸の大火。江戸の街が壊滅状態となった大火の日を厄日と定め、火防祈願と火防宣伝の2つを兼ねて始まった祭りと伝えられています。