極寒の2月、厄年の男たちが裸で町の中を走り抜け、沿道の人々は男達に冷水を浴びせかけるという天下の奇祭。先頭を切って走る厄男の持つ旗には「火防御祈祷」としたためられています。
祭の由来は1657年(明暦3年)の江戸の大火。江戸の街が壊滅状態となった大火の日を厄日と定め、火防祈願と火防宣伝の2つを兼ねて始まった祭りと伝えられています。きっかけとなった大火が、病死した娘の振袖を寺で焼いた火が燃え広がったものということで、この祭りは女人禁制。女性は走るのも水をかけるのもNGです。
近年は全国からの参加者も多く、一関市、岩手を代表する冬の祭りです。水をかける方もずぶ濡れ必至なので、着替えやカメラの防水対策をお忘れなく。