震災遺構 仙台市立荒浜小学校

東日本大震災の教訓と地域の記憶を伝えていく

震災遺構 仙台市立荒浜小学校
2011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、住民ら320人が避難した荒浜小学校。2階まで押し寄せた津波の跡を当時のままに残します。
津波による犠牲を再び出さないため、その校舎を震災遺構として公開し、津波の脅威や教訓を後世に伝えています。
仙台市の中心部から東に約10km離れた太平洋沿岸部に位置する荒浜地区に、震災遺構仙台市立荒浜小学校があります。運河・貞山堀が流れ、周辺には約800世帯、2,200人が暮らす集落がありました。1873年創立の荒浜小学校は、海岸から700mほど内陸にあり、震災当時は91人の児童が通っていました。しかし、東日本大震災で校舎が被災。震災直後は、児童や教職員、住民の方々など320人が屋上に避難し、一時は孤立状態になりました。
 このような物語をもつ校舎は、被災した姿を極力ありのままに保存し、被災直後の写真展示等で津波の威力や脅威を後世に伝えていくために、震災遺構として残されました。内部には荒浜地区の歴史や文化、小学校の思い出などが展示されています。4階の展示室では、地震発生から27時間後となった避難者全員の救出までをインタビューや消防ヘリの映像などを交え、約17分にまとめた映像「3.11 荒浜小学校の27時間」を見ることができます。
 この荒浜小学校校舎周辺には、遊ぶだけでなく、震災について学ぶことができる「海岸公園冒険広場」や津波の威力を実感できる「震災遺構仙台市荒浜地区住宅基礎」、震災で亡くなられた方々をしのぶモニュメント「荒浜記憶の鐘」などがあります。
【対応言語:英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語】
・日本語と英語字幕が併記された映像があります。
・英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語のパンフレットがあります。※最新情報は公式サイト等でご確認ください。
住所
宮城県仙台市若林区荒浜字新堀端32-1
電話番号
022-355-8517
営業時間
( 通常 )9:30~16:00
(7,8月)9:30~17:00
料金
無料
所要時間
備考

東北の観光・旅行情報は「旅東北」へ https://www.tohokukanko.jp/

このページを印刷する