寒い冬は名湯ぞろいの東北の温泉へ♨
冷たい北風が吹いてそろそろ冬の到来を感じると、恋しくなってくるのが…そう、温泉です!ぽっかぽかの湯船に浸かりながら、ひらひら舞い降りる雪を眺める贅沢なひととき、過ごしたいですね。
山形県尾花沢市の銀山温泉は、冬に訪れたい名湯の1つ。ノスタルジックな街並みが白銀に染まり、幻想的な世界に誘われます。
福島県二本松市の岳温泉は、約1,200年の歴史を持つ名湯。お宿では源泉かけ流しの酸性泉に浸かることができますよ。
宮城県白石市の鎌先温泉では、切り傷などの薬湯として古くから親しまれてきたお湯に癒されましょう。
東北はまさに名湯の宝庫。この冬、各地の温泉へ足を運んでみませんか♪
映える温泉街、銀山温泉で大正浪漫を満喫!
銀山川をはさんで、両側に木造の温泉旅館が建ち並ぶ銀山温泉。
冬になると雪化粧した温泉街にあたたかなガス灯がともり、ノスタルジックな趣が一層際立ちます。
温泉は、細かな湯花が入った乳白色の“あたたまりの湯”。雪を見ながらの露天風呂は、この時期ならではの贅沢ですね♪
なお12月4日(日)まで毎晩、色彩と光が彩るライトアップイベント『銀山温泉 千年廻廊』を開催中。温泉街宿泊者以外は事前予約制なので、詳しくは銀山温泉公式サイトでご確認くださいね。
長~い引き湯でやわらかなお湯になる名湯・岳温泉
安達太良山のふもとの高原にある岳温泉は、平安時代から京の都でも知られていたとされる名湯です。
源泉から温泉街までの約8㎞もの距離を、約40分かけて湯樋(ゆどい)を通ってくる「引き湯」が特徴的。湯樋の中で自然に湯もみされるので、酸性泉ながらやわらかな肌ざわりなんですよ。
普段は透明の湯ですが、湯守が「湯花流し」という作業をする日は乳白色の温泉になることから、「ミルキーデイ」と呼ばれ親しまれています。
日本情緒たっぷりの鎌先温泉で癒しのひとときを♨
写真提供:白石市・蔵王町
宮城県白石市の静寂に包まれた山あいにある鎌先温泉。そのお湯は傷を癒す“奥州の薬湯”として、訪れる人々をあたたかく迎えてきました。
写真提供:宮城県観光プロモーション推進室
点在する湯宿は4軒あり、『湯主一條』は、国登録の有形文化財に指定される木造建築物が息をのむ美しさ!“薬湯”の効果を感じたいなら、源泉かけ流しの『最上屋旅館』がオススメです。いろいろな湯船を楽しみたいなら、3種類の浴場がある『すゞきや旅館 』へ。『みちのく庵』はどの客室からも自然の絶景が見え、景色を眺めながらのんびり過ごすことができます♪
写真提供:宮城県観光プロモーション推進室