霊山県立自然公園

りょうぜんけんりつしぜんこうえん

自然・歴史・アウトドアの体験できる県立自然公園

 

福島県北東部の阿武隈高地に位置し、伊達市と相馬市にまたがる標高825メートルの霊山を中心とした県立自然公園です。国史跡名勝に指定されている名峰・霊山(りょうぜん)は約3,500万年前の火山活動から生まれ、玄武岩質の集塊岩が風化浸食作用を受け、浸食されにくい火山岩類からできた寄岩怪石がそそり立つ山です。とりわけ新緑やツツジの花が咲く5月下旬、そして10月中旬から11月初旬の紅葉は、独特の岩肌に映えて、見るものを圧倒する美しさを見せます。

■ハイキングコース

○モデルコース1 ※周遊3時間 登山口〜宝寿台〜見下し岩〜国司沢〜天狗の相撲場〜護摩檀入口〜親不知・子不知〜護摩檀〜国司館跡〜霊山城跡〜東物見岩〜学問岩〜蟻の戸渡り〜望洋台〜弘法の突貫岩〜弁天岩〜日暮岩〜日暮岩入口〜下山

〇モデルコース2 ※縦走5時間 登山口〜宝寿台〜見下し岩〜日暮岩〜弁天岩〜弘法の突貫岩〜望洋台〜学問岩〜東物見岩〜仙人水〜甲岩〜国司沢〜天狗の相撲場〜護摩檀〜国司館跡〜霊山城跡〜日枝神社跡〜紫明峰〜湧水の里キャンプ場または霊山閣跡

■歴史

平安時代初期に慈覚大師・円仁が霊山寺を開山。けわしい地形の上に最盛期には3600のも堂塔や僧坊が建てられ、奥州の山岳仏教の中心的な役割を果たしたと伝えられます。南北朝時代の1337年(延元2年)には、北畠顕家が霊山城を築き義良親王(後の後村上天皇)を奉じて陸奥国国府を置くなど、1347年(正平2年)に落城するまで奥羽地方における南朝方の一大拠点として機能しました。山頂には、かつての国司舘跡と思われる遺構が残されています。

基本情報

住所
福島県伊達市霊山町石田字釜ヶ平
休業日
「りょうぜん 紅彩館」の定休日 毎月第4水曜日
アクセス
●自動車
 東北自動車道 国見I.C.より4号線→115号線を通り約50分
        福島西I.C.より4号線→115号線・東北中央自動車道を通り約60分
 常盤自動車道 相馬I.C.より115号線・東北中央自動車道を通り約25分
 東北中央自動車道 霊山飯舘I.C.より約5分(福島方面から来る場合)
          相馬玉野I.C.より約10分(相馬方面から来る場合)
●タクシー 「JR福島駅」より約45分、阿武隈急行「保原駅」より約25分、「JR相馬駅」より約30分
駐車場
無料、登山入口に駐車場有、トイレ有
公式サイト
自然薫る彩りの里 りょうぜん 紅彩館

問い合わせ先

問い合わせ先
りょうぜん 紅彩館
電話番号
024-589-2233
FAX番号
024-589-2232