山形と福島を巡る冬の環境学習と歴史の旅

時間
所要時間 : 2泊3日
アクセス
主な交通手段 : 新幹線、バス
エリアマップ 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県

山形県山形市から始まり、福島県郡山市で終了する冬の環境学習と歴史について探究する2泊3日のコースです。

<1泊目>山形市での樹氷観察と環境学習

<2泊目>米沢市での歴史学習、会津若松での選択制体験学習

<3泊目>鶴ヶ城、会津藩校日新館、野口英世記念館での歴史学習

START
1日目
東京駅~山形駅(約170分)
山形駅~山形観光物産館(約20分)

山形県観光物産会館 ぐっと山形【昼食】

山形のいいものココにあり!

山形県観光物産会館 ぐっと山形【昼食】
「ぐっと山形」は、国道13号線沿いにあり、東北中央自動車道山形上山ICからも近く、お車での山形観光の際には、休憩やお土産の購入にぜひ立寄りたい施設。
山形の旬のフルーツをはじめ、銘菓や伝統工芸品、米沢牛など、様々な物産品を取り揃えています。
県内の老舗菓子店が名を連ねる「山形銘菓コーナー」や、県産酒を取り扱う「山形銘酒館」、東北6県のお土産を集めた「東北土産コーナー」もあり、きっとお好みのお土産も見つかるはず。
広々としたフードコートでは、山形名物のそばやラーメン、ステーキ、スイーツなどをお召し上がりいただけます。 また、開放的なテラス席からは、晴れた日には遠くに月山などの山々を眺めることができます。
ぐっと山形~蔵王温泉(約25分)

【蔵王温泉】蔵王の樹氷

蔵王連峰の特殊な気象条件によってあらわれる冬の自然現象

【蔵王温泉】蔵王の樹氷
蔵王の樹氷は、この地域の特殊な気象条件によって、氷点下の水滴(過冷却水滴)を含んだ季節風がオオシラビソ(アオモリトドマツ)にぶつかり、瞬間的に凍り付くことで大きく成長していきます。
独特な形状で大きく成長した樹氷群は、スノーモンスターとも呼ばれ、まるで自然が造り出した芸術作品のようです。
定番の観賞方法は「蔵王ロープウェイ」。山麓線と山頂線の2線を乗り継いで樹氷ができる地蔵山頂へ。スキーやスノーボードをしなくても乗車可能です。
シーズンには「樹氷ライトアップ」が開催され、ライトアップされた夜の樹氷を楽しむことができます。多彩なライトに照らし出された樹氷群が織りなす風景は、異世界に迷い込んだかのよう。
雪上車「ナイトクルーザー号」に乗って観賞する「樹氷幻想回廊ツアー」も開催されます。

蔵王温泉 泊

開湯1900年日本屈指の古湯

蔵王温泉 泊
蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。
2日目
蔵王温泉~上杉神社(約60分)

上杉神社

上杉神社
明治9年、上杉謙信公、上杉鷹山公を祭神として、米沢城本丸跡に建立されました。 明治35年に別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ=国に尽力した人物を祀る神社)に指定され、このとき祭神は謙信公のみとなり、鷹山公は摂社に祀られ松岬神社となりました。稽照殿は上杉神社の宝物殿として上杉謙信公の遺品、刀や甲冑などを収蔵展示しており直江兼続が所用していたといわれる愛の前立の甲冑は有名です。

伝国の杜 米沢市上杉博物館

上杉家ゆかりの貴重な品々を展示

伝国の杜 米沢市上杉博物館
米沢城本丸跡地でもある松が岬公園に隣接された博物館で武家として栄えた上杉家ゆかりの貴重な品々を所蔵しています。
館内のみどころは、なんといっても国宝「上杉本洛中洛外図屏風」。京の都の日常風景を描いたこの屏風は、織田信長から上杉謙信へ送られたものと伝えられています。約2,500人もの人物が身分を問わず描かれ、さらには動物や植物、名所や祭りなど当時の京都の様子を伺い知ることができます。普段はレプリカの展示ですが、特別展が開催される春と秋に期間限定で原本が展示されます。
その他にも『成せばなる 成さねばならぬ 何事も』の名言を残した九代目米沢藩主・上杉鷹山公の功績を振り返る展示があり、上杉家の歴史と米沢の文化を知ることができます。上杉謙信や鷹山、直江兼続のオリジナルグッズを販売するミュージアムショップがあり、ここでしか入手できない品もあります。
隣接する松が岬公園には、上杉謙信を祀る上杉神社や上杉鷹山の銅像など上杉家ゆかりの碑も多数。公園散策の際にはぜひ立ち寄りを。
米沢市~会津若松市(約90分)

会津若松での体験学習

会津若松での体験学習
会津若松市では、「赤べこ絵付け体験」や「会津絵ろうそく体験」などの体験学習を行うことができます。詳しくは下記をご覧ください。

東山温泉 泊

「サムライシティ・会津若松」の奥座敷

東山温泉 泊
山形県のかみのやま温泉、湯野浜温泉とともに奥羽三楽郷のひとつとして知られる東山温泉。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪見風呂と四季を感じられる自然豊かな温泉地でありながら会津若松市中心部から車で10分と好アクセスです。川沿いにたくさんの宿が建ち並び、射的場や小さな滝があるなどどこか懐かしい温泉街の雰囲気が漂っています。
8世紀頃、名僧・行基により発見されたとされる東山温泉の湯はさらさらの硫酸塩泉が特徴。リウマチ、高血圧、皮膚病などに効能があると言われています。少し熱めのお湯で体の芯まで温まります。1868年の戊辰戦争時には新選組の土方歳三が傷を癒し、与謝野晶子、竹久夢二ら文人墨客も訪れた温泉です。
鶴ヶ城や会津武家屋敷などの人気観光スポットも近隣にあり、サムライシティと呼ばれる会津若松の観光拠点にもおすすめです。
3日目

近代日本の歴史を学ぶには欠かせない!戊辰戦争の舞台、会津鶴ヶ城(若松城)から日本を知る

近代日本の歴史を学ぶには欠かせない!戊辰戦争の舞台、会津鶴ヶ城(若松城)から日本を知る
会津若松市のシンボル「鶴ヶ城」は、今から約630年前に葦名直盛氏によって築かれた東黒川館が前身とされています。戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ籠城戦が繰り広げられ、新政府軍の激しい攻撃にも耐えた名城です。1874年(明治7年)に取り壊され、現在の天守閣は1965年(昭和40年)に再建されたものです。天守閣の内部は郷土博物館になっており、会津地方に残された貴重な文化遺産が展示され、会津地方の歴史を学ぶことができます。あらゆる困難を乗り越え、何度も立ち上がり前に進み続ける会津の人々の生き方や、過去から未来へも受け継がれる会津の歴史から、「持続可能」そのものを学びます。

会津藩校日新館

会津藩校日新館
江戸時代の子供たちが学んでいた内容に触れることで、当時と現代の学校の違いや、当時重きを置いていた儒学を基本とする道徳教育や会津武士道精神を体感して頂きます。体験学習は、坐禅・茶道・弓道・絵付け体験など楽しく学んでいただくことが可能です(体験要予約必要)駐車場バス30台 乗用車200台収容可能(団体様予約必要)
会津若松市~野口英世記念館(約40分)

世界を駆け抜けた医学者、野口英世から諦めず努力する姿を学ぶ(福島県)

世界を駆け抜けた医学者、野口英世から諦めず努力する姿を学ぶ(福島県)
「私は少しも恐れるところがない。私はこの世界に、何事かをなさんがために生まれてきたのだ。」など、心を動かす名言を残した千円札の肖像画でおなじみの野口英世から、諦めず努力することの大切さを学びます。生誕の地・猪苗代町にある野口英世記念館はノーベル賞の候補にもなり世界で活躍した細菌学者としての生涯と業績を、貴重な資料や写真で紹介する博物館です。子どもの時に火傷を負ってしまった生家の囲炉裏も当時の姿のまま保存公開され英世の原点に触れることができ、展示の中でも「体験!バクテリウム」のコーナーは、野口英世が挑んだ細菌の世界を、ゲームやタッチパネルで楽しみながら学ぶことができます。館内にはスマートフォンなどで利用できる無料の音声ガイドもあり、資料の解説やエピソードをわかりやすく紹介し、子どもからおとなまでどの世代も楽しみながら見学することができます。

野口英世記念感染症ミュージアム

野口英世記念感染症ミュージアム
野口英世記念館に隣接して、野口英世感染症記念ミュージアムも開設されています。詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。
野口英世記念館~郡山駅(約50分)
郡山駅~東京駅(約80分)
GOAL
  • 山形県観光物産会館 ぐっと山形【昼食】
  • 【蔵王温泉】蔵王の樹氷
  • 蔵王温泉 泊
  • 上杉神社
  • 伝国の杜 米沢市上杉博物館
  • 東山温泉 泊
  • 近代日本の歴史を学ぶには欠かせない!戊辰戦争の舞台、会津鶴ヶ城(若松城)から日本を知る
  • 会津藩校日新館
  • 世界を駆け抜けた医学者、野口英世から諦めず努力する姿を学ぶ(福島県)