日和山公園

ひよりやまこうえん

白い帆船と白亜の灯台が港町・酒田の歴史を物語る

  • 白い帆が美しい北前船【pixta】
  • 白亜の木造六角洋式灯台【pixta】
  • 航海の安全を祈願して設置された「常夜灯」【AdobeStock】
  • 灯台の背景には日本海に沈む夕日が【pixta】
  • 白い帆船が桜に彩られる【pixta】
  • 桜の名所【pixta】
  • 展望台から周囲を望む【pixta】
  • 青空に映える公園の緑と白亜の灯台【AdobeStock】
  • 松尾芭蕉も訪れた地【AdobeStock】
  • 野口雨情の歌碑【pixta】

港町の風情が感じられる、歴史ある公園。桜の名所でもあり、日本海に沈む夕日の美しさにも定評があります。


日和山公園のシンボルとも言えるのが、白亜の木造六角洋式灯台。日本最古級ともいえる古い木造灯台です。1813年、酒田港に出入りしていた船頭衆と廻船問屋が航海安全を祈願して灯台を設置したそう。北国廻船の道標として夜ごと灯がともされたとか。


もう1つのシンボルは白い帆が美しい北前船。1/2スケールの国内最大の北前船の模型船を見ることができます。北前船は「米を1千石(150トン)積むことができる大きさ」という意味から「千石船」とも呼ばれました。北前船史上最大の船は2400石(360トン)も積んで巨大な帆1枚で進むことができる、すぐれた帆走性能のある船です。


北前船は単に荷物の運搬をしていたわけではありません。寄港地で安くて良い品物があれば買い、船の荷物に高く売れる物があればそこで売る。「商売」をしながら航海する総合商社のような船でした。北前船で大阪と北海道を1往復すると、千両(今の価格で6000万円~1億円)もの利益を得られたと言われています。白い帆船を前に、一攫千金の北前船ドリームを抱いた船頭衆に想いを馳せるのも一興です。


また、園内には遊歩道があり、酒田を訪れた人たちの文人墨客を紹介した29基もの文学碑があります。酒田という港町の歴史を物語る散歩道です。

基本情報

住所
山形県酒田市南新町一丁目10
アクセス
●JR酒田駅から車で約6分 
●JR酒田駅から路線バスで約3分
駐車場
あり:63台
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問い合わせ先

問い合わせ先
酒田市土木課公園緑地係
電話番号
0234-26-5745