Tohokuサムライ文化とお城ルート

時間
所要時間 : 2泊3日
アクセス
主な交通手段 : レンタカー
エリアマップ 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県

サムライシティと呼ばれる会津若松や仙台城をはじめ、白石城での甲冑着付け体験や昔の街並みを残す「大内宿」など、東北のサムライ文化を訪ねるルートです。

(郡山~会津~米沢~白石~仙台)

Tohoku探訪ドライブルート一覧はこちら

START
1日目
仙台・福島空港・郡山駅

大内宿散策(昼食)

古き良き日本の姿がここに

大内宿散策(昼食)
17世紀頃に開かれた宿場町で、国の重要伝統的建造物群にも選定されている大内宿。茅葺き屋根の民家が建ち並ぶ街並みからは江戸時代の面影が感じられるほか、当時の風習を伝える生活用具や囲炉裏が展示されているスペースもあり、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
メインストリートを進むと、村の鎮守・高倉神社の一の鳥居があります。その鳥居をくぐれば、静かな散策エリアに。小高い神社の階段を上れば、大内宿を見下ろせる絶景スポットがあります。
おみやげ屋さんやお食事処も多数立ち並んでおり、中でもネギを箸の代わりにして食べる「ねぎそば」は、味はもちろん、写真映えも良し!他にも、栃の実ともち米を合わせててつくる「栃餅」や、お団子のような見た目とじゅうねん味噌の味付けが特徴の「しんごろう」など、食べ歩きも魅力の一つです。
国の天然記念物にも指定されている景勝地「塔のへつり」にも近いので、あわせて訪れるのもおすすめです。

鶴ヶ城

日本唯一、美しい赤瓦を誇る城

鶴ヶ城
「会津城」、「会津若松城」とも呼ばれ、1868年に起きた戊辰戦争では、新政府軍の猛攻に対し約1ヶ月の籠城戦に耐えたことから、「難攻不落の城」としてその名を知らしめました。
日本100名城にも選ばれた鶴ヶ城は、1965年の再建以来改修を重ね、2011年には17世紀頃を再現した「赤瓦」のふき替えが完了し、日本で唯一赤瓦を見られる城となりました。また、天守閣の石垣は1611年に起きた大地震にも耐え、現在も当時のまま立派な姿を残しています。
天守閣の内部は資料館になっており、最上階からは城下町・会津若松市の街並みを一望できます。鶴ヶ城公園内には千利休の子・少庵が建てたとされる「茶室麟閣」があり、庭園ではお茶やお菓子を楽しむことができます。
桜の名所としても知られ、春には約1000本の桜が公園内に咲き誇り、夜にはライトアップも行われます。ライトアップは秋の紅葉シーズンにも行われるほか、冬に行われる「会津絵ろうそく祭り」ではろうそくのあかりに照らされた幻想的な雪景色が楽しむことができ、多くの人で賑わいます。

さざえ堂

不思議体験!世界唯一、二重らせん構造の木造建築

さざえ堂
だまし絵のような外観。ぐるりと巻いた形状が似ていることから「さざえ堂」と呼ばれているこの建物。六角三層、二重らせん構造の木造建築は世界で唯一という、大変貴重な建築物です。その珍しい建築様式から国の重要文化財にも指定されています。
中は、斜めになった窓を見ながら、傾いたスロープを上れるようになっています。上りと下りが一方通行ですれ違うことはありません。なぜこのような構造が生まれたのかについては、レオナルド・ダ・ヴィンチが考案したものが日本に伝わった、住職が夢でお告げを受けたなど諸説あり、謎のベールに包まれています。いつのまにか入り口に戻ってしまう不思議さ、世界がぐにゃりと歪んだような奇妙さを、ぜひ自ら体験してみてください!
かつては三十三観音が配置され、ここに来れば巡礼ができるとされていました。西日本へ巡礼に行くのが難しい一般人にとっては、まさに夢のような場所でした。お札がたくさん貼られており、いかに多くの人々がこの場所を訪れたのかが伺えます。
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」。白虎隊で有名な飯盛山にあり、白虎隊19士の霊像のある「宇賀神堂」もすぐそばです。

東山温泉【宿泊地】

「サムライシティ・会津若松」の奥座敷

東山温泉【宿泊地】
山形県のかみのやま温泉、湯野浜温泉とともに奥羽三楽郷のひとつとして知られる東山温泉。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪見風呂と四季を感じられる自然豊かな温泉地でありながら会津若松市中心部から車で10分と好アクセスです。川沿いにたくさんの宿が建ち並び、射的場や小さな滝があるなどどこか懐かしい温泉街の雰囲気が漂っています。
8世紀頃、名僧・行基により発見されたとされる東山温泉の湯はさらさらの硫酸塩泉が特徴。リウマチ、高血圧、皮膚病などに効能があると言われています。少し熱めのお湯で体の芯まで温まります。1868年の戊辰戦争時には新選組の土方歳三が傷を癒し、与謝野晶子、竹久夢二ら文人墨客も訪れた温泉です。
鶴ヶ城や会津武家屋敷などの人気観光スポットも近隣にあり、サムライシティと呼ばれる会津若松の観光拠点にもおすすめです。
2日目

喜多方酒蔵探訪のんびりウォーク

12蔵元を徒歩で巡る本物志向の極上ウォークラリー

喜多方酒蔵探訪のんびりウォーク
オリジナルお猪口を片手に酒蔵を巡り蔵元の説明を聞きながら、日本酒の試飲と酒蔵見学ができる本物志向の極上ウォークラリー。新緑の喜多方を見知らぬ同士が散策しながら伝統の技と銘酒を堪能できる企画です。もちろんシメは喜多方ラーメンで!

上杉神社

戦国最強の武将・上杉謙信を祭神とするパワースポット

上杉神社
戦国最強の武将と語り継がれている上杉謙信を祭神として米沢城本丸跡に建立された上杉神社。上杉謙信にあやかって開運招福や諸願成就、さらには学業成就や商売繁盛のご利益もあるとされるパワースポットです。
参道にある舞鶴橋には「毘」と「龍」という文字が書かれた軍旗が翻ります。「毘」は上杉謙信が毘沙門天を厚く信仰していたことに由来。「龍」は不動明王を表し、全軍総攻撃をする際に突撃の合図として掲げられた旗と言われています。仏教を篤く信仰した上杉謙信は、合戦に際して毘沙門天と不動明王という最強の両神を味方につけて戦ったとされます。
上杉家の遺品を中心に多数の重要文化財を展示する「上杉神社稽照殿」も歴史ファン必見のスポット。文武兼備の智将・直江兼続公の「愛」の字をデザインした有名な兜も有しています。
桜の名所でもあり、例年4月中下旬になると水堀沿いに200本の桜が咲き誇ります。毎年4月29日~5月3日に開催される「米沢上杉まつり」では、総勢千数百人の絢爛豪華な甲冑行列が練り歩く「上杉行列」や、戦国史上最大の戦いを再現した「川中島合戦」が見られます。毎年2月の第2土曜日とその翌日に催される「上杉雪灯篭まつり」では、300基を超える雪灯篭と、1,000個もの雪ぼんぼり(雪洞)にろうそくが灯され、幻想的な美しさに包まれます。
「なぜば成る なさねば成らぬ 何事も」の言葉で知られる上杉鷹山が祭神として祀られている「松岬神社」は上杉神社の摂社。上杉神社のほど近くにありますので、ぜひ合わせてお参りください。

米沢牛の昼食

サシがたっぷり入った極上の霜降り肉

米沢牛の昼食
米沢盆地の高温多湿な夏と厳しい寒さに覆われる冬の寒暖差により、牛に脂肪を蓄えさせ、肉を引き締めます。とろけるような口当たりで肉の甘みを味わえるのが特徴。米沢市内には、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶなど、米沢牛を食べられるお店が数多くあります。お手頃な値段で食べられるお店もあります。  

伝国の杜 米沢市上杉博物館

上杉家ゆかりの貴重な品々を展示

伝国の杜 米沢市上杉博物館
米沢城本丸跡地でもある松が岬公園に隣接された博物館で武家として栄えた上杉家ゆかりの貴重な品々を所蔵しています。
館内のみどころは、なんといっても国宝「上杉本洛中洛外図屏風」。京の都の日常風景を描いたこの屏風は、織田信長から上杉謙信へ送られたものと伝えられています。約2,500人もの人物が身分を問わず描かれ、さらには動物や植物、名所や祭りなど当時の京都の様子を伺い知ることができます。普段はレプリカの展示ですが、特別展が開催される春と秋に期間限定で原本が展示されます。
その他にも『成せばなる 成さねばならぬ 何事も』の名言を残した九代目米沢藩主・上杉鷹山公の功績を振り返る展示があり、上杉家の歴史と米沢の文化を知ることができます。上杉謙信や鷹山、直江兼続のオリジナルグッズを販売するミュージアムショップがあり、ここでしか入手できない品もあります。
隣接する松が岬公園には、上杉謙信を祀る上杉神社や上杉鷹山の銅像など上杉家ゆかりの碑も多数。公園散策の際にはぜひ立ち寄りを。

高畠ワイナリー

地元のぶどうにこだわった東北最大規模の観光ワイナリー

高畠ワイナリー
フルーツ王国山形の中でも、高畠ワイナリーが位置する高畠町ではワインに使用されるシャルドネ・デラウェア品種ぶどうの出荷量が日本一。自社農園や地元農家が愛情をこめて栽培したぶどうや山形のフルーツ(さくらんぼ、ラ・フランス、桃など)を使用し、こだわり抜いた製法で醸造されるワインが人気です。
敷地内に入るとまず目の前にぶどう畑が広がります。ぶどう畑を眺めた後は、室内でワイン製造工程の見学をどうぞ。ショップでは、ここでしか購入することができない限定ワイン、ワインにぴったりなおつまみなどのお土産が豊富に取り揃えられています。店内には、常時4~5種類のワインが試飲できるコーナーやソムリエの資格を持つスタッフもいるので、きっとあなた好みのワイン選びが見つかるはず。
ワイナリーならではのメニューが人気のフードショップも併設。地元企業とコラボしたホットドッグやピザと一緒にグラスワインはいかがですか。ぶどうはもちろん、創業時から人気の白ワインが入ったオリジナルソフトクリームもおすすめ。
毎年10月頃に行われる収穫祭をはじめ、スプリングフェスタ、夏の肉祭りなどのイベントを多数企画。毎回、多くのワイン通・食通で賑わうイベントが開催されます。

【かみのやま温泉】上山城郷土資料館

かつて『羽州の名城』として知られた上山城。現在は郷土資料館として賑わいます

【かみのやま温泉】上山城郷土資料館
上山城(別名:月岡城)は、天文4年(1535)に武衛(永)義忠が月岡・天神森に築いたと伝えられています。戦国時代は最上氏の最南端の城塞であり、米沢の伊達氏や上杉氏との攻防の舞台となりました。
江戸時代、最上家改易の後は歴代藩主の居城となりますが、城下町まで含めた整備がなされたのは土岐氏の治政下で、当時の壮麗な城郭は「羽州の名城」として知られました。
しかし、元禄5年(1692)土岐氏の転封と共に、幕命により取り壊され、現在は堀跡の一部が当時の名残をとどめています。
現在の上山城は、昭和57年、外観が城郭風建築の郷土資料館として290年ぶりに再建されたものです。展望台(天守閣)からは、市内や蔵王連峰が一望できます。観光ボランティアガイドが館内をご案内いたします。お気軽にお声がけください。
上山城売店「かかし茶屋」では、オリジナルグッズや上山市のお土産も購入できます。また、敷地内には「上山城の足湯」があり、蔵王連峰を眺めながら自由に入ることができます。

蔵王温泉

開湯1900年日本屈指の古湯

蔵王温泉
蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。
3日目

蔵王の御釜

太陽の光で表情を変える火口湖、蔵王のシンボル

蔵王の御釜
宮城と山形の県境にある蔵王山は日本百名山の一つ。蔵王の御釜は「刈田岳」「熊野岳」「五色岳」と周囲を3つの山に囲まれた火口湖で、樹氷と並ぶ蔵王のシンボルです。お釜のような形からその名がつけられ、深緑やブルーなど太陽の光によって色を変えることから「五色沼」とも呼ばれています。見る方向によっても様々な表情を見せ、人々を魅了します。周囲は約1km、直径は約325m、水深は最も深いところで27.6mとされ、強酸性の水のため生物は生息していません。
蔵王連峰を東西に走る「蔵王エコーライン」から「蔵王ハイライン」へと入りその終着点から歩いて展望台に行けます。途中には、絶景が望めるレストランや売店が入る「蔵王山頂レストハウス」も。蔵王エコーライン・ハイラインのオンシーズンは4月下旬~11月上旬で、冬期は通行止めとなるのでご注意を。
比較的楽に登れる刈田岳山頂(1758m)には蔵王権現が祀られる「刈田嶺神社 奥宮(かったみねじんじゃ おくのみや)」があります。お釜~刈田岳は徒歩10分。
熊野岳山頂へと続く登山道「馬の背」から見る御釜もおすすめですが、1時間ほどのトレッキングコースとなるので、服装や靴などしっかりと準備をして行きましょう。
※火口周辺規制がされることもあります。噴火に関する情報は気象庁webサイトをご確認ください。

白石城甲冑着付体験

宮城県白石市にある白石城内で甲冑着付体験が出来ます!ご家族や友人・恋人同士で思い出を作りましょう!

白石城甲冑着付体験
有名武将(片倉小十郎景綱、真田幸村)をモデルとした甲冑を「あしがるさん」が着付けます。本格的な甲冑をご用意しており、兜(かぶと)や胴(どう)、籠手(こて)などを着用出来るため、戦国武将になった雰囲気を味わうことが出来ます。甲冑を選び、着付を行った後は刀の抜き方や構えを指導します。当日はお持ちいただくものはありませんが、スカート(足に甲冑が付けられなくなるため)やタンクトップ(素肌と甲冑の接触を避けるため)を避けて動きやすい服装でお越しください。

仙台城跡

青葉山に築かれた不落の名城

仙台城跡
伊達62万石の居城、仙台城(青葉城)。標高約130m、東と南を断崖が固める天然の要害に築かれた城は、将軍徳川家康の警戒を避けるために、あえて天守閣は設けなかったといわれています。残念ながら今では城は消失し、再建された脇櫓が往時をしのばせます。政宗公騎馬像の前に立てば、天下取りの野望に燃えた政宗公と同じ視線で、仙台市街を展望できます。青葉城資料展示館では、コンピューターグラフィックスによる青葉城復元映像などが見られます。周囲には仙台ゆかりの詩人、土井晩翠の文学碑もあります。2003年夏、国の史跡指定を受けました。
城跡一帯は青葉山公園となっており、本丸跡からは仙台市内、太平洋を一望できます。土井晩翠銅像前では「荒城の月」の自動演奏が9:00~18:00までの30分ごとに流れます。天守台からは、100万都市仙台の夜景を楽しむことができます。
※最新情報は公式サイト等でご確認ください。

仙台藩祖伊達政宗公霊屋 瑞鳳殿

伊達政宗公が眠る霊廟

仙台藩祖伊達政宗公霊屋 瑞鳳殿
1637年に建立された伊達政宗公の霊屋瑞鳳殿は桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築で、1931年に国宝に指定されるも戦災によって焼失。現在の建築は1979年に再建されたもの。敷地内には、政宗公が眠る瑞鳳殿の他、二代、三代の霊屋や、発掘調査で発見された資料等を展示する資料館がある。※最新情報は公式サイト等でご確認ください。

定禅寺通り

定禅寺通り
ケヤキ並木が続く「杜の都」のイメージとなる通り。冬には光のページェントを実施。
仙台駅・仙台空港
GOAL
  • 大内宿散策(昼食)
  • 鶴ヶ城
  • さざえ堂
  • 東山温泉【宿泊地】
  • 喜多方酒蔵探訪のんびりウォーク
  • 上杉神社
  • 伝国の杜 米沢市上杉博物館
  • 高畠ワイナリー
  • 【かみのやま温泉】上山城郷土資料館
  • 蔵王温泉
  • 蔵王の御釜
  • 白石城甲冑着付体験
  • 仙台城跡
  • 仙台藩祖伊達政宗公霊屋 瑞鳳殿
  • 定禅寺通り

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